仕事の効率化と生産性を高めることに文句を言う人は無視しなくてはいけない
生産性を上げないといけない。
効率も上げないといけない。
人口減少する社会で高齢者の年金や上がる消費税・その他の税金を支払うためにも、自分の給料を上げるためにも、クビにならないためにも、事業を継続させるためにも、少ない人数で同じかそれ以上の売り上げを上げないといけない。
人海戦術とはもはや戦術ですらないただの足し算。そんな時代はとっくに終わりを告げ、1人当たりの生産性と効率を上げないといけない。
そんな時代に僕らは生きていると思っています。
こういう話をすると決まって
・効率を追い求めると数字では図れない大切な物が抜け落ちていく
・数字がすべてじゃない
・人間の感情は数字じゃ測れない
なんて事を言われたりするんですけど、そんな事を言ってる場合じゃないし、次元でもないってのが分からないのでしょうか。
そもそも昭和の人海戦術の頃だって、圧倒的に人の手を動かすだけの時代であって、企業やサービスが『数字で測れない大切な物』を育ててきたわけじゃないんです。それが一段落して下降を始めた現代までの少しの間に、生活に余裕ができたタイミングで少しだけ、そういう事を考えられるようになったっていうだけで。
効率を追い求めたくらいで無くなるような物はもともと大切な物なんかじゃなく、知らないうちに手に入れていたただの懐古趣味だ。
最近は若くても「ちゃんとお金を稼がないといけない」というビジネス視点を持った人が増えてきています。それができた上で「面白い物」「楽しい物」「みんなの心に残る物」を作ろうとする、それこそがクリエイターでありプロデューサーであるはず。
効率を追うってことは、少なくとも数字が読めないといけない。
業種にもよりますが、インターネットで何が起こっているか、最低限のアナリティクスの知識も無いといけない。
食事や雰囲気で差別化できない大半の飲食店では、ITリテラシーの差がそのまま格差となっている。
一般企業でも会社のWebサイトが使いづらいと顧客を不安にさせますし問い合わせ数にダイレクトに影響が出る。
広告商品を売れないメディアは赤字を垂れ流すだけ。
そういった事が分からないから反論してるにすぎない。
やらなきゃいけない事をせずに「俺は面白いものを作りたい」と文句を言っていては、待っているのは緩やかな地獄。
これからの時代を生きたいと思う人は、ぜひ懐古趣味などに耳を貸さずに自分の信じるやり方でみんなが喜ぶものを作って欲しいと思う。
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