映画の海月姫を見てきたらこれぞスタートアップだった。
ベンチャー企業がスタートアップと呼ばれるようになって久しい昨今。
ただ若いだけの会社がベンチャー名乗ってたり、完全に大企業病のベンチャーもあったり、なんかイマイチその実態が伝わっていないように思ってる。
誰が名付けたのか知らないけどベンチャーはただ若くて勢いがあってゴリゴリやってるだけな印象。
だけどスタートアップって、本当に一芸に秀でた人が集まって今までに無い価値を想像するような、完全な実力主義でたった1つの事に邁進しているチームだと思うんですよね。
ベンチャーの中のベンチャーみたいな。
その中には人としてどうかと思う人が含まれてたり、Webの事しか分からない人とか、自分では何も出来ないけど人を乗せるのがうまい人とか、女性関係がグダグダだけど仕事になると人が変わる人とか、コミュニケーション能力が全く無い人とか、色んなタイプがいても、何故かチームとしてうまく回って信じられない結果を出してしまう人達。
それがスタートアップ。
海月姫はそんな能年玲奈を中心としたスタートアップの話だと思う。
ストーリーはよくある展開で1人じゃ何もできない人達が集まってグダグダやってたけど、本当に大事な物が奪われてしまいそうになる事をキッカケとして、1つの目標に向かって動き出し、周りを巻き込んで1+1が5にも10にもなるような成果を出していき試行錯誤やもうダメだと思われる逆境を乗り越え、跳ねのけてそれぞれが成長しながら1つのゴールに向かっていくもの。
キャラクターにはモチベーターがいて、自分達には何もできないと悲観して現実逃避をしていた隠れた才能を持った人間がいて、何の関連も無いと思ってたスキルが自分達の居場所を自分達で作らないといけないという特定の環境で能年玲奈を軸にして結集していく展開は、まさに王道。
何をキッカケにするかは人それぞれだけど、少しずつの自分達に出来る事を集めて1つの目標に向かって成し遂げる姿はまさにスタートアップそのものじゃないか。
1人で出来ない事でも、あの人がいれば、この人達が力を合わせれば出来るかもしれない。
絶対に無理だと思った目標に対して、少しでも前に進もうとする努力が予想だにしなかった展開を生み、徐々に現実となり、誰もが応援したくなり、いつの間にか全てが味方になって、世界が変わっていくのを追体験できるステキな映画です。
出演者も能年玲奈はさておき、主要メンバーにもみんなが知ってるような名前がエンドロールで出てきて、普段の印象を完全に消して出演していた事に驚いたり、色んな楽しみ方が出来るし、菅田将暉くんの女装も期待通りだし(ちょっと桜塚やっくんに似てた気も)、やっぱり能年ちゃんのヲタク姿と本気を出した時の落差ったら同一人物だと思えないくらいかわいいし。
能年玲奈のかわいさ以外の事前情報を無しで見に行くと面白いんじゃないでしょうか。
そんな事あるわけねーだろっていう事を現実にしていくのがスタートアップの醍醐味ですよね。
海月姫の公式サイトはこちら
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