マッチングという概念がない世代

   

新しい「令和」という元号が発表されたが、時の流れの中に目印となる1つのフラッグが立ち、振り返るときに便利になったという印象しかない。世間も常識というものは姿形を変えていくが、ある日を境に急に変化することなどないからだ。

時代の変化についていけず黄昏る男性

少しずつ、しかし確実に時代は変わっていく、そんな中、最近は当たり前の概念となりつつある「マッチング」について、個人的には仕事に置き換えると「適材適所」と同義だと考えているが、昔はこういう価値観は無かったな、と思いだしたのでそれを書いておこうと思う。

仕事に自分を最適化していく選択肢しかなかった。

職業選択の自由(アハハン)とCMで大々的に流れたのは1990年のことだった。

シーナ&ザ・ロケッツが歌う「憲法第22条の歌」のテレビCM(サリダ)だ。

当時は皆が出世競争に励み、そこから脱落した者が部署異動や窓際族、左遷などと転落し、その最たるものが辞職勧告であり、それを避けるため自ら離脱することが転職とされる、そんな時代だった。

人口は増え続け、代わりはいくらでもいたという社会環境も時代を後押ししたのかもしれない。

転職することは「あいつは逃げた」と後ろ指をさされることと同義で、勤続年数がものを言い、転職後の勤務期間では退職金も上がらず、精神的な負け組意識を一生背負っていく事になったのかもしれない。

もちろんそうじゃない人もいただろうが、当時の「脱サラ」という言葉には、脱出よりも脱落という意味合いが大きかったように感じる。

それから比べたら本当にいい時代だと思うけれど、まだまだ不十分じゃないだろうか。いや、もっと僕らは日本中で適材適所になって世界と対していかなければいけないんじゃないだろうか。

人口が減ることが確実な以上、総力戦で誰もが得意分野を活かせる国にならなければいけない。 まだまだ変えなくてはいけない。

そう考えると、一般職、総合職なんてざっくりした分け方も無くなるのかもしれないし、出張はあっても転勤なんて仕組みも減っていき、それぞれの仕事が明確になっていく、その方が幸せになれる人が多いんじゃないだろうか。

先日、こんな記事がYahoo!で公開された。

ナンバーワンよりオンリーワンという地獄

これは、適材適所、マッチングなどといった価値観とは無縁の世代に対するカウンターのような考え方だと感じる。今まで必要なかった、むしろ考えることは悪しきことのようだった「自分とは何か?」という価値観と、常に向き合う必要がある世界になってしまった。

自分のアイデンティティは何なのか。

仕事だけをやっていればよかった時代はとっくの昔に終わっており、ワークライフバランスも考え、その中で自分とは何か? を表現しなくてはいけない。そしてそれをSNSで発信するのが多数派のような世界。

尾崎豊が「僕が僕であるために」と歌った時代は、自分らしく生きる事が難しいじだいだった。しかし、現代は自分らしく生きた上で何かしらの存在感を示さなくてはならない。

差別化のさらに先。ニッチなのかメジャーなのか、考えなくてはいけない物差しも限りなくある。

そう考えていくとこのマインドもいつか破綻していくような気もするが、それが「時代の空気感」が変わっていくということなんだろう。

僕は令和の時代で当たり前となる未来の空気を考えるには少し年を取りすぎてしまったのかもしれない。

もう少し考えられる時が来るまで、僕が僕であるために、自分らしく生きていこうと思う。

 -日記

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