サムライファクトリーがジオコードにSEO事業を譲渡から見るSEO業界の今後

2014/04/02

こんなニュースがありました。

サムライファクトリー、SEO事業をジオコードに譲渡

事業譲渡の引っ越しイメージ画像

確かに、アルゴリズム変更は激しかったですもんね。

パンダアップデートやペンギンアップデートにハミングバード、お客さんのサイトの状況や業態に合わせたコンテンツ・マーケティングとか。

考え出したらキリがない。

深堀りしようと思えばどこまででも出来ちゃう。

忍者ツールズは昔から別のブログで使ってるんですけど、SEO以外に何かやってたのかな。

SEO会社のM&Aや事業譲渡は今後増えそう

このように、SEO業界では事業難易度が上がって既存の社員レベル、リソースで足りないと言う会社が増えているので、他の事業の柱を模索したりする会社も増えているんですが、その選択肢の１つとして事業譲渡と言うのはアリですよね。

アプリ制作やソーシャルゲーム制作に突き進んでいる会社もあるし、SEOをコンサルティングレベルまで高めていってる会社もあるし、今流行っているネットショップ業界に進出している会社もあり、逆にペナルティー解除サービスを推し進めている営業会社もあります（マッチポンプｗ）

どの事業をやるにしても、ネットショップにしろソシャゲにしろ、すでにレッドオーシャンで相当な差別化、優位性が無いと成功は難しいですし。

新しいWebサービスやアプリを作るにしても、事業の柱とするレベルに到達するまでは相当な覚悟と資本投入が必要な訳で。

いやーワクワクしますね。

新しく雇用をすると言うハードルが高い状況で、リソースが限られていたら、アルゴリズム変動を追いかけ続けるSEOに見切りをつけても不思議は無いですよね。

※本来のSEOはアルゴリズムを追いかける物じゃないけど。

実際に多くのSEO会社の利益率はどんどんと悪化の一途なので、そこに向かって勝負するより、別の部分に社内リソースを振り向けて、事業を丸ごと譲渡する事が、顧客にとっても自社にとってもいい事なのかもしれない。

事業を譲渡される側、購入する側としても、利益率や単価が下がっているSEO業界の中で、数が増えると言うのは割といい事ですから、SEOを推進していくなら購入は充分アリだと思います。

ただ、完全におかしい営業トークで受注している会社からの譲渡は相当難しいと思うけど。。。ｗ

SEOが出来て当たり前の時代がもうすぐ来るはず

現在どのくらいのSEO事業会社があるのか分からないけど、去年までの動向から今年、来年にかけてこういった動きは増えていくと思います。

半分から６割くらいの会社数になるかもしれない。

そして、SEOのスキルを持った社員がSEO業界から飛び出て色々な業界に移り、インハウスSEO担当になっていく動きが広まり、SEOが出来て当たり前になっていき、より深いマーケティング的なスキルや言語能力、コンサルティング、様々な業界に関する知識等、非常に幅広いスキル、能力が必要になっていくんじゃないかな。

すでにインハウスSEO担当に移っていく人間は増えていて、ジワジワと色々な会社で能力を発揮し始めています。

そういう人達って、今まで外部からSEOをサービスとして提供してたけど、もっと自分が成長するためにも、細かいところや最後までSEOを軸としてサイトを改善していきたいっていう欲求を持ってる事が多いので、これからのメディア運営やWebサービス、Webサイトを持っている会社はそういう人間を社員として迎え入れられるか？でかなりの差がついてくるんじゃないでしょうか。

実際、自分がインハウスでサービスをしながら、ある程度の規模になったらSEOも分かる人を採用しようと考えていますし。

※SEOだけの人は厳しい。SEOと何か別のスキルを持った人が重宝されます。

いやーワクワクしますね。

そんな訳で、これからの業界と社員の流れに注目しつつ、現場からは以上です。