サジェスト機能、虫眼鏡SEOの営業メールがまた来てる。

2014/12/12

2014年はコンテンツSEOと言うワードが大流行したんですが、その後半になって予想外の復活を遂げたSEO関連の情報がありました。

それがYahoo虫眼鏡（検索サジェスト機能）です。

サジェスト機能について以前のブログで書いたように、やり方は簡単でとにかくたくさん検索するのみ。

なんでYahooga放置しているのかも分からないんですが、開発リソースを広告方面に振り向けているからでしょうか。

(つい最近一部ワードから対応が始まりました。)

とにかく、Yahooが放置しているのか、むしろ撒き餌的にしてブラック、スパムとも言えないレベルのサジェストをやってる業者をリストアップして後で一網打尽にでもする気（希望）なのか分からないですけど、とにかく営業メールが止まりません。

今日もこんなメールが届いたよ、と友人の会社から教えてもらいました。（転送）

ちなみに、

Yahoo!検索、一部の検索クエリで関連検索が非表示に「虫眼鏡」操作を排除

の情報が出ても全く関係ありませんでした。。。ｗ

「サジェスト対策は次世代SEOとして要注目！」

サービスについての刺さるワードを考えてここに落ち着いたまでの流れを考えるとその頑張りをどこか他の方向に向けられなかったのかと残念で仕方ありませんが、次世代と言うからには今までのSEOの歴史をしっかりと把握していて然るべきのところ、2010年頃に軒並み摘発されてGoogle八分（Yahoo八分）にされて、フルボッコどころかリングにすら上がれない状態にまで各社追い込まれて廃業もしくはサービス転換せざるを得なかった苦い過去を忘れてしまったんでしょうか。

しかも本文ではアクセスアップどころかコンバージョン率アップまで謳っています。

コンバージョンはサイトにアクセスした後の話なので、そもそもサジェスト、虫眼鏡でどれだけ表示されようと全く関係無いだろ！なんて真っ向から激おこしてたら思う壺です。

（厳密には流入キーワードが変わればコンバージョン率は変化する可能性が高いけど）

そもそもこんなメールに引っかかってしまう人に対してグロースハックだのアナリティクスだのアクセス解析だのCTRだの説明しても伝わらないので、耳障りのいい言葉を適当に並べただけなので、文章に意味なんて求めちゃダメなんです。

中身の無いペラッペラの人間がペラッペラの言葉でペラッペラの異性を口説くようなもんです。

ここは横目で見ながらソッと通り過ぎるのが2015年のSEO業界を考える者としての矜持というものでしょう。

本文内にある　※Yahoo!は最短2日で表示可能！　と言う文言も、まだまだ日本のWebメディアのトップを張るヤフージャパンに真っ向から喧嘩を売るステキなウリ文句で、これをここに入れようと提案した人に会いたくて会いたくて震えてしまいました。

少ない戦力で連合軍相手に戦った神風特攻隊とダブります。夢と現実を混同させた昭和ロマンです。

ただ、そこに乗り込む人達（契約しちゃう人）にとってそれが完全なる片道切符である事はしっかり認識しておいて欲しいですし、その結果幸せになる人はあくまであなたを片道切符のサジェスト機能と言う名のゼロ戦に送り込んでいる営業マンとその会社だけだと言う事は、声を大にして叫んでおきたいところです。

2014年の日本は非常に平和で、特高（特別高等警察）もいないので安心して叫ぶことが出来るステキな世の中です。

サジェスト機能、Yahoo虫眼鏡のサービスはそれ自体がスパムです

実績も出していましたので一部抜粋です。

虫眼鏡の表示例

この会社は週に１～２回のペースでメールマガを送ってきて、今朝届いたタイトルは

【驚愕】Yahoo!の元社員が明かす、ネット集客の裏技について

これは大丈夫なんでしょうか。本当なんでしょうか。

事実であれば、Googleだったらまずありえない社員の統制的にYahooどうなのって事ですし、情報漏えいでアレがアレして。。。

ランディングページ内にある実績ではこんな感じに

虫眼鏡SEO実績

虫眼鏡SEOの実績一覧

贈り物
実印
名刺作成
医療用
ベッドカバー
沖縄ホテル

なんでしょう、この単独では検索しなさそうな複合ワードばかりの羅列は。

今まで出していたキーワードがYahooの検索エンジンで虫眼鏡が出なくなった事による対応でしょうか。

すぐさまLPを書き換える辺りに涙ぐましい努力を感じますが、この努力をもっと他の方向に（ry

SEO対策・リスティング広告、従来のサービスとは異なる６つのメリット

虫眼鏡6メリット

上位表示でアクセスアップを実現
最短３日、業界随一の表示率（７～８割）、スピード。
パンダ／ペンギンアップデートの影響も心配なし。
リスティング広告の広告予算を削減。
完全成果報酬で安心して集客をスタート可能。
業界最安値にチャレンジ。

上位表示と言うか、欄外ですし、最短３日て、自社でこないだ２日と言ってましたですやん、アップデート以外にもっと影響を気にする所があるでしょう。とか、リスティング広告予算をこれで削減するのは全くWebの事が分かってない人ですし、成果報酬でと言うならば、サイトがBANされたりリジェクトされた成果もしっかり保証するんでしょうか。

と言うか業界最安値も何も、そんな業界作らないでいただきたい。

とりいそぎ、関係各社はYahooが本気になる前に撤退をした方がいいかと思います。

SEO業界からは以上です。