ユーザー投稿型メディアやCGMの限界かもしれない。コメント欄には価値が無いのか。

   

コメント欄やユーザー投稿をメインにしたコンテンツに価値を見出すのはもう無理かもしれない。

そんな話を最近友人としていました。

ユーザー同士の争いに困る人

CGM(Consumer Generated Media)やUGC(User Generated Contents)なんて呼ばれ方をするこのジャンル。

CGMはザックリ言うとユーザーの投稿をまとめてデータベース化、意味のあるグループ分けなどを経てメディアとして作るやり方。最近では旬は過ぎたけどWelqやMERYやNAVERまとめを始めとした「キュレーションメディア」って呼ばれ方が多かった印象。(厳密には意味が違うんだけど)

UGCはユーザーが作成するコンテンツの事で、何かのイベントでWeb上にみんなから写真を集めるキャンペーン、Snapmart、イラストを集めるPixiv、動画を投稿するYoutubeやニコ動、食べログ等の口コミサービスなどが挙げられるかと思いますが、人によっては分け方が違うって言うかもしれないくらいなので、まぁフワッとしたものだと思っていてください。

 

以前、集合知によりインターネットや人類の進化が大きく前進するんじゃないか?と期待された時期もあったけど、実際はほとんどのCGMで投稿されたコンテンツは衆愚でしかなく、誰かの書いたもっともらしい嘘に人々は簡単に騙され、投稿するコメントのほとんどは何の役にも立たないものだったという結論がGoogle先生によっても導き出されてしまい、現状は「確かにな」と「いやいや違うでしょ」が混在している状況かと思います。集合知はちゃんと知を集めないといけない。

 

ちなみに、BLOGOSやハフポスト、新聞系のFacebookページの投稿に対するコメントは本当に見ていて悲しくなるほどに酷い掃き溜めのようになっていて、常に誰かに何かに文句を言っていないと気がすまない人達の巣窟となっていて、これを自動的に判別・分別していくようなものにならないと、個別には面白いものがあったとしても、全体としての価値は限りなくゼロに近いか、むしろ見た人の感情的にはマイナスに触れてしまう気がします。

2ちゃんねるのトップページに壺が描かれていたのってそういう事だよなって改めて思いました。

 

まだザッと調べている最中ですが、世界中でこのタイプのメディアや、コメント欄の取り扱いについては失敗、もしくは方針転換をしているようです。

CGMにしろUGCにしろ、コンシューマー(つまりユーザー)の承認欲求を満たすような構造を作っていく事でコンテンツを集め、ある規模を超えたところでさらに多くのユーザーが集まった結果、ユーザー同士がマウンティングをする、そして喧嘩をする、そしてベテランが新参者を見下すと、「全てのジャンルはマニアが潰す」のような世界になっていっていくまでがワンセットのようです。

 

アメリカの場合は自分の意見を言うのが好きな国民性(小学生の頃から議論、自分の意見を言うための授業がある)なので、文句も建設的であり誹謗中傷や人格否定などは少なく議論は続いていくが、日本の場合は自分の意見を公では言わずに隠れた場所やエアリプなんかで投稿したり、自分と違う意見やその意見を言う人間そのものを否定する事で、相対的に自分の意見が正しいと見せようとしたり、とにかく小競り合いは常に起こっている。

そしてそんな場所からは少しずつ人がいなくなていくようです。

 

そう言えば、Holiday もPVが頭打ちのようです。

やっぱり、ユーザーからの投稿を柱にして規模を追うとみんな同じ結末になるんだろうなぁ。

ちなみに、NewsPicksは一時期ビジネスでのマウンティングのようになったPickコメント主体から、独自コンテンツに注力して月額課金のお金を払ってでも読みたいと思わせるニュース記事を出していく方針に切り替え、うまくいっているように見えてるけど、どうなんでしょう。やっぱり大した視座も無く目の前の事しか見えていない人たちの意見がたくさん集まっても、時代の先を見通すような意見は出てこずにただインターネットと回線のリソースを圧迫するだけなんじゃないかって事なのかもしれないなぁ。

 

 

 -Web, メディア

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