これからのITやWebと付き合う時に知っておくといい事
先日、NTTドコモが新プランとして「ahamo」ブランドで月額2,980円で20GB/月というプランを発表して、お上も納得しているって話がニュースに出ていましたよね。
これって、オンライン限定、インターネットで申し込みをする方限定なんですが、意図的かどうかはともかく、対面の窓口には人件費がかかるっていう事がしっかりと認識できるようになったような印象を受けます。
コロナの影響は大きくて、今まで中々進まなかったオンライン化が想定外の外敵(外的要因)によって進むことになりました。
日本に限らず高齢の方は最新デバイスに慣れない事が多いけれど、ガラケーが強い日本では特にスマホの普及が遅れがち。そんな中でも強制的に使って慣れていかないといけない(かもしれない)という状況です。
企業や経済が生き残るためにオンライン化は益々進まざるを得ない訳で。
前段が長くなったけど、これからの生活を快適にする上でインターネットを使いこなす(変な言い方だけど)っていうのは必須のスキルになってきている気がするので、改めて覚えておくといい事をいくつか書いておこうと思いました。
スマホのバージョン(アップ)
海外サービスではすでに標準ですが、何かサービスを使う際にスマホのOSは最新バージョンとその1つ前のバージョンを推奨する、という状況です。(日本のように保証はしない)
日本はそこまでシビアではないものの、古いバージョンへの対応はどんどん絞られてきているので、バージョンアップの制限がかかる可能性があるAndroidは、機種変の必要が3年毎に来るんじゃないか、なんて。
最新のGoogleの端末であるPixel5でも、最低バージョンアップ保証が3年なので、最悪そのタイミング以降はセキュリティリスクをユーザーが背負う可能性が出てくるって事なので。
セキュリティ意識とパスワード
前項に続いて、セキュリティリスクを考慮して、PCでもスマホでも普段と違う挙動が無いかどうか、変なリンクをクリックしないとか、仮にウイルスかマルウェアが入ったらどうなるのかという理解があるか、なんて事も重要になります。
自分の情報を全く流出させないためには、デジタルデバイスを一切持たないという選択が必要になってくるので、自分の中でどこまでは流出してもコントロールできるリスクで、絶対に流出させてはいけない情報は何なのか? を考えて対応する必要があると思います。
今後デジタル決済が主流になっていくと、所有するクレジットカードもウイルスなどのリスクに保証がある物を考慮した方がいいかもしれないですね。
使いづらいシステムに慣れるしか
僕は、純日本製のシステムは今後少なくなってくる予想をしています。なぜならスクラッチで作るだけの人件費をかけるというリスクを取る企業が減ってきているからで、基幹システムやソフトウェアもパッケージを連携させたりカスタマイズにとどめて、Saasも増えていくので、効率面でもスクラッチはハードルが高い。
そもそも純日本製のシステムですら使いづらかったりしますしね。。。過渡期と思いつつ、そういう物だと思ってある程度は我慢して慣れていきつつ、どうしても納得できない物は使わない、という選択を考えていくといいと思います。
よく使われる用語
インターネットに慣れている人が増えるほど、使われる用語が当たり前のようにテレビや新聞や雑誌やニュースで目にする機会が増えてくると思います。
今はまだ日経新聞やNHKなど理解しやすい注釈やカッコ書きを付けてくれていますが、それも徐々に移り変わりが予想されるので、とりあえずここにある内容くらいはザックリ考えておくといいと思います。(もっと正確に詳しく知りたい人は自分で調べてみよう)
ブラウザ:iPhoneのSafari、Google(android)のchromeとか「インターネットを見るためのソフト(アプリ)」
キャッシュ:ブラウザの中に、一度アクセスしたWebサイトの情報を保存しておき、次に開いた時にすぐページが開くようにしてくれる物。
エラーが出て問い合わせた時にたまに「(保存された)キャッシュを削除して」と言われる事がある。
cookie(クッキー): Webサイトにアクセスしたユーザー情報を一定時間保存しておいて、毎回ログインする手間を省いたりしてくれるもの。
サーバー:インターネットで見るWebサイトやECサイトの情報が保存してある場所。Webサーバー。他にもメールサーバー、DNSサーバー、DBサーバーとか色々な種類がある。あとクラウドの仕組みもこの辺りと近い。
言葉的にはServiceするって意味でServer
ネットワーク:あなたのスマホやパソコンと、見たいWebサイトの情報があるサーバーとの間を繋いでいるもの。文字通り網のようになっている。スマホだと基地局を複数繋いでからネットワークにアクセスする。
問題が起こった時に原因がスマホにあるのか、ネットワークなのか、サーバー側なのか、それを調べる事が最初の一歩になる。
IPアドレス:インターネット上の住所みたいな物。ずっと同じものを使う場合もあれば、定期的に変わったり、電源を切って開きなおすと毎回変わったりもする。これがあればある程度は個人の特定ができるけど、絶対じゃないので過信は禁物。ただ、ネット上の履歴はどこかに必ず残っているので悪い事をしてもバレると思った方がいいですよ。
エラーや不具合が出た時の問い合わせスキルを高める
問い合わせ前にエラー画面をキャプチャすること! これをサポートに送るだけで解決スピードが圧倒的に速くなります。最近だと動画キャプチャが有効な場合もあります。
あとはその時の自分のIPアドレスを調べてメモしておくと非常に素敵。「IPアドレス 調べる」とかで検索してみましょう。そして、そのサイトにアクセスした時間と合わせて伝えてみましょう。
間違っても「何もしてないのに動かなくなった。何とかしろ!」なんて言ってはダメです。いや、ダメじゃないけど解決までは非常に多くのやり取りが発生してみんな疲労することでしょう。
SNSの使い方
これは難しいんですよね。。。とりあえず、自分の親族が見ても恥ずかしくない、好きな人が見ても幻滅しない事を意識しておけばいいんじゃないでしょうか。
匿名アカウントにしたところで本当の匿名ではないので、悪い事はバレますし、悪口や誹謗中傷でストレスを発散しても、そのうちブーメランとして返ってきます。その道の先に楽しいインターネッツは無いと思うので、何が出てくるか分からない獣道を歩いていく覚悟がある人のみ、、、頑張ってください。
あと、かわいい女の子のプロフィール画像を使ってあなたの情報を抜き出してやろうとしている人達がたくさんいるので、しょうもないコメントをするのは控えましょう。
ネットリテラシーが低い人達、セキュリティ意識が低い人達をあの手この手で狙っている人はたくさんいるので、ぜひスキルを高めて華麗にスルーできるようになってください。
とりあえず、今考えていることは以上です。
あなたが楽しいインターネットライフを送れますように。
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