リクルートのアテンド(ATND)がサービス終了

      2015/04/16

リクルートのアテンド(ATND)が3月末で終了って言うニュースを発見。

http://atnd.org/doc/news2014.html ←リンク先削除

 

数年前からWeb業界でこの辺りの「自分でイベントを開催したい人」を対象にしたサービスは増えて来ていて、イープラスのエンタメ市場を筆頭にTixee(ティクシー)やPeatics(ピーティクス)に等々。

このアテンドを運営してたのがリクルートなんですよね。
たぶん、成功して大きくスケールしてれば株式会社化してグループ企業として大きく。。。って方向だったと思うんだけど、そこまでは至らず。

なんでダメだったんだろう?
と考えてみた。

ちなみに、よりローカルなイベントのアテンドベータ(Beta)は継続するらしい。

サービス提供期間は2年3ヶ月と割と短命。
どのくらいのリソースを突っ込んだか分からないけど、現在のリクルートと言えばユーザーIDを各サービス毎にバラバラだったのを連携させて大きなポイント圏を作ろうとしてて、ポンパレマートやじゃらんとかホットペッパーも頑張っているところ。

リクルートポイントでCMも打ち始めてますもんね。

今までの事業モデルだと、ユーザーの生活スタイルで節目節目のイベントをパッケージ化して情報を集めて、Webと書籍で展開すると共に大量TVCMを打つ感じ。

  • 就職のリクナビ
  • 転職のリクルートエージェント
  • 女性の転職はとらばーゆ
  • 結婚のゼクシィ
  • 出産のたまごクラブ・ひよこクラブ、
  • 国内旅行のじゃらん、海外旅行のABロード
  • 家を買うスーモ
  • 車を買うカーセンサー
  • 習い事のケイコとマナブ

とかね。

で、それだけだと人口が減少している国内市場で拡大していく事が難しいって事で、より生活に密着した小さなイベント、ライフスタイルについてもサービス化していこうと言う方向で事業展開をしてきているんじゃないかと見ています。

ホットペッパーもそういうとこですよね。

その一環として、人が集まる場、イベントをターゲットにしたのがアテンドだった訳です。

 

TVCMを打つまでには至らず、ひっそりと終わっていったイメージなのは、スタートの段階でジャンルを広げ過ぎたのが原因かもしれないなぁと。

アテンドのカテゴリー

 

アテンドのカテゴリーはこちら

ほぼ全ジャンル。

一気に網羅的にやるのがリクルートのやり方だからだろうか。

でもやっぱり大きい規模でやるなら今までのように一気に営業を投入して開催イベント数をまとまった数にして、ティザーから正式オープンのタイミングで大きくTVCMを打って、ドドンと勝負。。。

するには市場が小さいと考えていたのかもしれない。

トップを走るエンタメ市場でも売上は数十億規模と見られているので
まだ人が集まるイベントの場でサービスを拡大するには成熟していないと思ったのかも。

成熟してないからこそ、これからに期待して先行して一般ユーザーが手軽にスマホでイベント・チケット販売したり売上や出席・欠席の管理をしたりと言うライフスタイルが一般に広まるまで継続していくと言う判断が必要となる所だったんだろうけど、成熟するまでの時間がかかり過ぎていたのかもしれない。

たらればだけど、もし何らかのジャンル(2~3個)に絞って運営をスタートして、それを別ジャンルに水平展開していくモデルならうまくいったかもしれない。

例えば思いっきり女子向けに振って、じゃらんやゼクシィで取り扱ってるイベントの取り扱いからスタートとか。

※すでにやってたらごめんなさい。

いきなり自分のイベントを開催するための場とするには、やっぱりそれなりの規模ですでに動かしてて「みんな使ってるよ感」を出すのって大事だよねっていう話なんだけど。

 

あと、まだまだ紙チケットの需要は大きくて、コンビニ発券や郵送で届くと思っている人も多いし、イベントの受付では紙のチケットをモギって入場って言うのが一般的。

手に触れる物っていう安心感が強いのかな。

それを出せなかったのも原因の1つのような気がする。

スマホやフィーチャーフォンでのQRコードとかすごい便利で早いし、紙も節約できるし、いいコトばかりなんだけどなー。

まだまだアナログは強いんだなぁ。

 

ただ、リクルートはアテンドベータを残した事で、今後の市場が大きくなるタイミングを待って、ここを軸にしてもう1回出てくるんじゃないか?

なんて思っております。

今日はこんなとこで。

 

→ ATND(アテンド)のその後

 

 -Web, ビジネス, 日記, 電子チケット, , ,

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