Googleが購入ボタンをモバイル検索結果に表示
Googleがモバイルの検索結果に「購入ボタン」を用意
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Google Confirms ‘Buy Button’ Is Coming
先日行われたコードカンファレンス(Code Conference)でCBO(chief business officer)のオーミッド ・コーデスタニ( Omid Kordestani)がgoogleの次のネットショッピング(EC)向けの施策として、購入ボタンを付けてユーザーの購入体験を向上させる事で、ショッピング広告の効果をより高めていく、とコメント。
まだコマースの約90 %はオフラインである事や、オフラインでの購入のためのモバイル検索が多い事も指摘。
これは意外でした。
まだ90%がオフライン、と言っているのは市場規模も日本より大きいアメリカだけなのか、日本も含まれるのか記事からは分からなかったんですが、リアルのユーザーをいかにWebに連れてくるか?を課題としているのは分かりました。
そして、モバイルで商品を調べてからリアルでの購入を考えるというのも興味深いです。
恐らく、店頭で実際に商品を比べている時に、店舗内だけで完結しない情報をWebに求めてモバイル、スマホで検索して、意思決定の材料としてから、その場での購入につなげるという行動パターンなんだと思う。
ショールーミングともちょっと違う。
これは「どこで買うか」という事よりも「今欲しい物の中で最も自分にマッチした物は何か?」という、より深い購入体験の方がユーザーにとってメリットがある事だと言えると思う。
商品から購入完了までのステップを減らす事で、よりよいユーザー体験を提供できる
これは全てのECのショップに関係する事でしょう。
仮にネットでの購入体験が非常によければ、目の前にある商品の情報を調べている際に、よりお得に、よりメリットのある形(金額、ポイント、家に届く等)で商品を購入できるのはどの選択肢なのか?
という同じ土俵に登ることができる訳で。
それがGoogle上、Googleショッピング(有料)で出来るのであれば、ネットショップ運営者はそこに対してお金を払ってでも商品を登録、陳列していくはずだ、というロジックですね。
大きく言うと「Googleで買い物をする」というユーザーを増やしていく。
ユーザー心理的には個別の店舗よりも楽天市場で買っているという認識が強いのと同じ減少かもしれません。
Google的にはすごく理にかなっていると思います。
店舗からすると中々に厳しい将来も見えそうな気がしますが。。。

そうやってステップを少なく、障壁を小さくしていくと、Googleがリアルの流通にも手を出す未来が来るんじゃないか?なんて思うけど、それはまた別で考えますね。
んじゃ。
あれ、これだとますます楽天市場は国内だけでジリ貧。。。?
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