オーバースペックだった日本のアパレル店舗展開に見るリアル店舗の難しさ

   

少子高齢化社会の影響は逃げ場なく日本全体に波及している訳ですが、それと共に生活スタイルの変化も合わせてアパレルの大撤退ラッシュがこれから来るそうです。

時代が違うって言えば一言だけどこの影響は甚大な事になりそうです。

かわいい子と温泉に行きたいです。

アパレルブランド大量撤退

 

ワールドとTSIが大量の店舗撤退、ブランド廃止を決定

女性向けのINDIVI、OZOC、MINIMUM、aquagirl、Lafuma、TK、BOYCOTT、TAKEOKIKUCHI等で有名な大手アパレル企業のワールドや、同じく大手アパレルのTSIホールディングスの大量撤退が報じられている。

TSIは2つの子会社を解散して9つのブランドを廃止。

解散する子会社はプラネットブルージャパン等で廃止されるブランドは「ブラン・ルビエ」、「スタイルコム」、「ブリジット」、「セーヌドゥー」、「スタイルミー」、「ボディドレッシング」、「レベッカミンコフ」、「バービー(キッズ)」、「ジルスチュアートニューヨーク」で、2015年8月31日をもって廃止。

それに伴い約800人の従業員は転籍などで再配置する予定だが6月中旬から8月中旬で希望退職を募る。

 

ECやってる人から見るアパレルの問題点

今までのアパレル戦略は大きく分けて

  1. 高付加価値商品のブランド化して少ない路面店
  2. ある程度の品質を大量展開して百貨店やショッピングモールなどに出店

の2パターンがあった訳だけど、改めて2番の方法の限界が見えてきたようです。

 

たくさん人が集まる場所でのお得で有名ブランドに似ている、コスパいい商品を展開し、いわゆるマイルドヤンキー層だけじゃなく広い範囲に流行っていたブランドが特に厳しい現実を突きつけられているようです。(もちろん例外はあるけど)

最近のファッション業界の問題として、原宿のキャットストリート近辺でも各ブランドのデザインをパクったパクられたという問題が頻発しており、オリジナリティよりも売れるかどうか?に重きが置かれているところで、利益を得るための商品展開した結果、どのお店でも似たような「売れる」服ばかりになっていき、自ら競合ブランドを増やしているような状況です。

 

ユーザーから見たらどのお店で買っても同じような服ばかりになので、結果どんどん安い方に流れて客単価が下がり、のデフレスパイラル。

さらに僕も仕事でガッツリやってるECがこんな社会環境を加速させている原因の1つではあるんだけど、ネットで簡単に買えて家にすぐ届くという便利な世の中の流れには逆らえない。

良くも悪くもZOZOTOWNの効果は非常に大きいと思う。

 

リアル店舗を出すハードルの高さ

このままだと、「路面店を出す」という事自体がもうブランドとしてある程度成立した後になりそうで、ファッションブランドを作るには小物、Tシャツなどからスタートして、ECサイトで販売、催事やセレクトショップでの取り扱いを経て晴れて路面店。

しかし路面店はあくまでブランド化の一貫なので、そこだけで黒字にするのは中々難しい状況、そんな未来も近そうです。

 

リアル店舗については詳しくないんだけど、業界の人と話している感じだと、渋谷の某若者向けショッピングビルでも、平日はガラガラで1日のバイト代分の売上を稼げるかどうかで、土日で大きく売らないと店舗を維持できない状況らしいので、そうなると館としてのブランド力も影響をしてくるので、某ピエリ守山よろしく陸の孤島にならないような戦略を箱としてしっかり考えていかないと、テナントが衰退していけば、当然館もその影響は避けられない訳です。

さらに、百貨店自体のブランド力、集客力もさる事ながら、1階だけに人が集中して2階~屋上まで上に行くほど人がいないという現実も合わせて考えなくてはいけなく、売上を上げるために売り場面積を大きくして、導線を最低限にしていくらお客を待っても来ない、来ても満員のエレベーターや、7~8階までエスカレーターでちんたら昇り降りをしているのってすごく効率が悪い事だし、そもそも店舗周辺での認知の時点でハンデを抱えている事になるので、いくら賃料が安くてもそんな所に出店するならECにしっかりお金をかけていった方がROI(投資対効果)がいいだろっていう判断も納得です。

 

 

つまり、日本のアパレル市場規模に対して総店舗数、商品点数が多すぎたので、適正な店舗数やスタッフ数、しっかり選択できる商品点数に絞り込んでいき、全国の都市部にはリアル店舗も出店、過疎化していて出店コストの回収が難しければEC網をしっかり配備していくしか無いんじゃないでしょうか。

 

 恐らくは今年から来年にかけて数千店規模の撤退ラッシュが来ると見るべきだろう。

商業施設の新設によるテナント出店数は近年、年間三千~四千で(ピークの06~08年は六千弱~七千超だった)、うちファッション関連は千強と推察されるが、十年というレンジで見るとほぼ三分の二の店舗が退店している。

なんて事も言ってますし。

ショッピングモール、百貨店といった館の戦略も大変ですね。

そのうち、高層階まである百貨店が珍しい時代も来るかもしれません。

 

少子化、コンパクトシティ、何でもコンパクトな世の中になり、ショッピングモール、商業施設のデベロッパーも淘汰の時代はもうすぐかもしれない。

 

 

 -ネットショップ, ビジネス

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