決断できない人がよく使う言葉。

   

ITやWeb系の仕事をしていると、若い業界だからか、決済者でも30代というのはザラです。

それでも年齢は関係なく、上位役職に求められるのは「決断する」こと。

決断の前に「判断」が必要になってくるんですが、これが出来るかどうかが分かれ目だと思います。

今日は色々なところで見聞きした話をまとめて「決断できない人」がよく使う言葉を考えてみました。

仕事ができないおじさん

1.相談しましょう

必要なのは相談よりも 決断であり、そのための判断です。

特定のジャンルに特化したタイプの人間が多いITやWeb業界において、広い範囲の知識や経験を有した人は少ないので、とりまとめての決済をする人というのは知識も経験もどこかに偏りがち。それだけに、1人では判断できずに色々な人に相談するのは仕方ない事だとは思う。

ただ、判断材料を集めるための打ち合わせではなく、決断材料を求めるための相談ばかりでは、ただの多数決を取る人になってしまう。

そんな人間は上位役職には不適格だろう。

 

2.あとで共有しますね

あとじゃなくて今すぐやれ。

そもそも、共有すべきことはこんな言葉の前に随時メールやLINEやチャットワークやSlackやGitHubで『無意識にでも共有できる体制』を作っておくべきであって、改めて共有することを言われても。言ってる暇があったら行動しろ。

何を共有するのか、していいのか、してはいけないのかの判断が遅い(できない)ために陥りがちな状況。

 

 

3.「えっとですね、それはですね」と結論ではなく前提から話す

こんなのは新卒や20代前半向けのビジネス書に書いてあるレベルの内容だけど、40歳を超えてもできない人は多い。

前提から話して質問をしてくれた人に対して、改めて前提を話して結論めいたことを話しても、時間の無駄であるしそもそも結論が結論になっていない事が多い。

「つまりどういうこと?」

という余計な会話のフローが発生するため、質問者や同席者のストレスがジワっと溜まる。

こういうタイプは話の流れも空気も読めないので、周りを見て話を臨機応変に変えられない。周りがため息や話に興味が無いフリをしても気づかないからマジで困る。

 

 

4.そもそも自発的な言葉が出てこない。

もう問題外だ。

SNS上では発信していかなければ存在は無いに等しいが、もはや現実世界でも発言が無い人間に存在感は無いし、組織によっては存在価値が無いとされる。

誰かからのフリに対するレスポンスしか無いのに、そのレスポンスが3番のように前提から話されていては誰も話を振りたくなくなってしまう。結果、会議に出席してもただの壁のように議事録を取るだけの存在になる。

そして話の流れが分からないので、意味や意義を間違えた議事録が出来上がる。

誤字脱字のチェックには異様に厳しいが、分からない単語を調べないので、英単語を聞こえた感覚で漢字で書いていたりする。

今すぐ辞めて欲しい。

 

 

なんか、書いているうちに「こんな奴いるのかよ」と思いながらも、「いたら今すぐ辞めて欲しい」と思いながら書いてましたけど、色々な人に聞いてみるとどんな組織でもダメな人はいるものですね。ダメな人をどうにかする会社ができれば社会全体としては有用な気がする。そこでは働きたくないけど。

 

でもこういう言葉を使う人間が組織において上部の役職に居座った場合、確実にその周辺や部下はできる人から辞めていきます。それは、こんな人間と一緒に働いて自分の時間を無駄にしたくないから。これはもうあらゆる会社でそうなので、普遍的な価値観なんですかね。

『仕方ないから自分でやろう』と考える人が全力で頑張って組織を支えながらレベルアップしていき、業界内での評価や評判が上がって他社からの引き抜きやスカウトに声をかけられ、評価と給与が見合う別の会社に移っていく。

『1人で全部できる』と思ったら起業する人もいるかもしれませんね。

 

とにかく、辞めさせてもらうわ。

 

 -ビジネス

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